2022年10月8日

西荻のこと研究所 メールマガジン50号 (2022.7.25)

投稿者: nishiogiorg

都市計画審議会を傍聴してきました!
7月15日 10時~12時
杉並区役所 第3.4委員会室

都市計画審議会を傍聴してきました!
前回(4/18)に続き、2回目の傍聴です。

前回は、たった一人の傍聴で、過去の履歴を見てもほとんど傍聴者ゼロのようでしたが、今回は、30人以上の傍聴者と撮影隊が数組。 7月11日より就任した岸本聡子区長と、議員、職員、専門委員の動きに注目が集まります。

会議の前半は、住宅地の開発整備方針の説明と、補助229号線の計画変更について。

西荻窪駅前の北銀座通り(都市計画道路補助132号線)を北上して、西武新宿線の上井草駅あたりで交差する千川通りの計画変更のはなしです。 直線で線引きされていた計画道路が、現状の道路のまま緩やかに蛇行する「現道合わせ」という計画に変更されました。 変更理由はわかりませんでしたが、ムダな工事や用地買収がなくなり、とても合理的だと思いました。 長年、計画道路にかかっていた地主の方への対応はどうなったのかは、知りたいところですが。

会議の後半から、岸本区長が参加!
区長着任の挨拶と、「杉並区まちづくり基本方針(杉並区都市計画マスタープラン)の 改定について」の異議申し立てから始まりました。

岸本区長の主張は2点。
(1)7 月から予定されていたオープンハウス形式の住民説明会を、より住民対話の場とするために延期する。
(2)「まちづくり基本方針」にゼロカーボンを前提としてまちづくりを行うよう骨子を考え直す。

専門委員からは、「基本方針案の改定の決定」直前でのまった!について、
スケジュール調整などどうするつもりなのか具体的に示してほしい。
ゼロカーボンについては、
杉並区全体でのストーリーを組み立ててから審議会にあげるべき。 いつできるのか?
など厳しい反応が出ていました。

想像どおりの逆風ですが、職員さんの中にはきっと、助けとなってくれる方がたくさんいるはず!! 

資料:杉並区まちづくり基本方針(骨子案)(抜粋)

(石田)


ことビル屋上緑化計画 始動

6月22日水曜日、心配された天気も持ち堪え、西荻を出発。
今日のメンバーは福田さんと石田さんと私(松岡)の3人。
ことビル屋上の緑化のアドバイスをお願いしていて、ことビルのシェアメンバーでもあるランドスケープ事務所のorioriさんと、植栽を提供していただくグリーニアンさんとご一緒に、深谷市にある清水園芸さんに向かった。
関越自動車道をゆっくり走って1時間半の距離だ。

久しぶりのドライブに昨夜は眠れなかったのだが、興奮が続いてて目がギラギラしてて眩しい、大人気ない自分を隠しながら落ち着いて、安全運転 安全運転。
関越を降りてしばらく走る。

「ここだ!ここだ!」広大な敷地に、大きな園芸ハウスが並んでいてその中に緑が整列、さらにワクワク。
大きな体に満面の笑みで現れたのがオーナーの清水さん、いっきに人柄が伝わる。ワクワクマックス~!

ハウスをよく見ると全ての屋根は穴だらけ、今月2日に降った雹は、屋根を突き破り植物たちを枯らしたそうだ。
痛々しく残る深刻な被害だ。

清水さんは、壁面・屋上緑化など緑化植物の生産に力を入れていて、その高い技術を惜しみなく提供、植木を手軽にと新しい植栽容器の開発や、緑化への知識を深め、理解促進と利用拡大の為、セミナーや展示会、イベント会場に大きな木を設置し木陰のあるイベントを企画したり、海外の方向けの盆栽教室、子供達の発育と土いじりの話、ミミズのおしっこに至るまで、広く深く面白く、覚えきれない程たくさんのお話で、忘れられない出会いとなった。

屋上に植物を運ぶのは、これからの夏の猛暑を避け、お彼岸の頃と打ち合わせができた。

清水園芸を出た後、深谷シネマを訪ねた。
酒蔵跡地を利用し、映画館、カフェや雑貨店が並んでいる。
地元の人たちが自分達の街の財産を守っているのだ。

それから清水さんが手がけた、本庄にあるGOOD PARKというポケットパークを見学。
商店街の空き地を利用した小さな公園だが、都会でイメージするポケットパークよりだんぜん広い。
ちょっとしたイベントができそうだ。

斜め前に清水さんおすすめのカフェ「本庄デパートメント」。実はこのカフェの方がGOOD PARKの運営管理をしているのだ。

クリームソーダをテイクアウトし、GOOD PARKのベンチに座ってみた。
まわりの商店街は、シャッターが閉まっているお店が多かったが、ここにも自分たちの街を守ろうと、アイデアを出し合い協力している人たちがいるのを感じた。

(松岡美由起)


西荻ブックレビュー
安田隆夫
『安売り王一代 私の「ドン・キホーテ」人生』

(文春新書)

大手ディスカウントショップの「ドン・キホーテ」創業者である安田隆夫さんの半生記。

安田さんのスタートの地は西荻窪。「ドン・キホーテ」の前身店舗、その名も「泥棒市場」は、青梅街道と北銀座通りの交差点付近にあった。現在は「龍美」という中華料理屋さんがある場所だ。西荻の人は「ドロイチ」と呼んで親しんでいたと聞いたことがある。泥棒市場にはじまる安田さんのビジネスキャリアは山あり谷あり、本書の語り口にさながら講談のように引き寄せられ、スイスイ読み進めることができる。

その「泥棒市場」で得たノウハウが、現在の「ドン・キホーテ」の店づくりに生かされていく。その中でも本書でくりかえし語られているのが「ナイトマーケットの開拓」、「圧縮陳列」、「権限委譲」の3点だ。

「ナイトマーケット」、すなわち深夜営業。これまで通常の店舗が営業していない時間帯に店を開くことに実用的なニーズがあった、ということだけではない。深夜に灯りがともるお店に、ちょっとお酒が入ったような状態でつい入ってしまい、思わず不要不急のものを買ってしまった、というような経験を、だれしもがしたことがあるはず。夜祭の楽しさにも似ている。

そして「ドン・キホーテ」といえば「圧縮陳列」。展示品数を増やして、迷路のようにしたてた店内を客が回遊、目的もなくついふらふらとしているうちに、興味を惹かれるものに出会ってしまうという仕掛けだ。

お客さんが世界のどこかにある都市の市場に迷い込んだような、そこで知らなかったものに出会うような、ワクワク感を演出するものがこの2つ。

それともうひとつが「権限委譲」。これは店舗の売場運営を、仕入れからすべて担当者の主体性にまかせるというもの。本書の中でも、一つの店舗に個人経営の商店がいくつかあるようなものだ、と紹介している。

回遊のワクワク感、そして働く人の主体性、と考えれば、「みせのこと」は、なんだか「まちのこと」によく似ている。

順調に見えた安田さんのビジネスは、やがて岐路に差し掛かる。きっかけのひとつは深夜営業に対する住民運動。夜営業による治安悪化・騒音などへの懸念が、近隣住民からの反発を招いた。そして放火事件。3名の従業員が亡くなるという惨事になった。

住民の生活、治安、そして防災。……ワクワク感と安心・安全は両立するのか……やはり、まちのことによく似ている。そういう意味では本書は、まちづくり本として脳内で変換することが可能だ。ただし、まちづくりの最終目的は、店づくりとは違って、収益性を高めていくことではない。まちのことは、もっと多様で複雑な要素が絡み合いながら、誰しもがもっとも幸福度の高いかたちを時間をかけて模索していく必要がある。
「ドン・キホーテ」的な祝祭空間のワクワクがはたして365日必要なのか、しかし、夜に静まり返る繁華街もちょっと味気ないよね、と思う。人の気持ちはややこしい。

「ドン・キホーテ」は近年、空洞化した中心市街地への出店が増えたという。市街地活性化の起爆剤にと、かつて街の賑わいの中心だったデパート跡地など、大型の空店舗への誘致依頼が多いのだそう。個人商店の並ぶ商店街の客を奪った大手デパートや量販店が撤退したあとに、にぎわいと猥雑さを備えた疑似市場が出現するというのも皮肉な話だ。

(奥秋圭)

「泥棒市場」があった場所

映画『夢みる小学校』上映会
8月7日(日)・8日(月)

(終了しています)

映画『夢みる小学校』上映会

子どもが子どもらしく安心して過ごせる場所が確保される社会づくりのきっかけになればいいなと思い上映会を企画しました。
あなたはそのままのあなたでいい。
子どもの頃に自分の存在を100%受け入れてもらい、好奇心の赴くままに存分に経験したことは大人になってからも自分の人生を切り開いていく力になるだろうと思います。
一緒に映画をみてお話しませんか?
みなさんのご参加を心よりお待ちしています。

8月7日(日) 10時〜 14時〜
8月8日(月) 14時〜 19時〜
90分 全4回 各回30分程度のトーク付き

(7/26追記)トークゲストが決まりました!!
7日10時 中村美奈子さん(善福寺プレーパークの会・cocoon)
7日14時 福田純子さん(子どもの村学園保護者)
8日14時 福田純子さん
8日19時 能登山明美さん(西荻寺子屋食堂)


会場:西荻シネマ準備室(西荻南3-6-2 ことビル2F)

料金:1000円 小中学生500円

『夢みる小学校』公式サイト
https://www.dreaming-school.com/


西荻シネマ準備室の貸出について

西荻シネマ準備室は、西荻窪からなくなって久しい「映画館」の復活を目標に、その実現に向けての調査研究・準備をするために設けられたスペースです!……が、ふだんは多目的スペースとして以下のようなご利用が可能です。

展示会○販売会○新製品発表会○ワークショップ会場○トークイベント会場○ミーティング・会議○撮影スタジオ○習い事○読書会○学習会○お教室○記者会見○オンライン配信会場 などなど

1時間1,500円 または1日15,000円(9-21時)

(コロナ自粛期間特別料金です)

ご利用のお問い合わせ kabu@nishiogi.org

「ことみせ」の貸出について

ことビル1Fのカフェ「nof coffee」店内入ってすぐの小さな展示スペースが「ことみせ」です。販売も可能です。出展を検討している方は、「(株)西荻のこと」までお問合せください。

展示会○販売会○作品展○研究発表 などなど

平日2,000円 土日祝4,000円
(11‐18時/木休 ※nof coffeeのラストオーダー時間まで)

ご利用のお問い合わせ kabu@nishiogi.org


西荻シネマ準備室の予定

(コロナ感染拡大のため延期になりました)

西荻のこと研究所
メルマガアンケート

メルマガ読者の皆様からの叱咤激励をいただきたく、アンケートを作ってみました。何度でも構いませんので、新しいご意見を思いつきましたら、ぜひ投稿してください
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読みやすい杉並区議会議事録

平成30年9月から令和2年6月までの杉並区議会より、都市計画道路補助132号線に関するやり取りの部分だけを抜粋したPDFを作成しました。
どんなやりとりが行われているのか、ぜひチェックを。
読みやすいように縦書きでレイアウトしてみました。

以下よりダウンロードしてください。
https://nishiogi.org/wp-content/uploads/2020/08/gijiroku132.pdf


西荻窪の未来を考える会 議事録

2020年7月17日と11月20日、西荻北銀座商友会の樋代会長と、杉並区の道路と都市計画と商店街関係部署(都市整備部土木計画課・市街地整備課・産業振興センター)の担当者と、西荻のこと研究所メンバーで会合を持ちました。その際の議事録をHPにアップしました。
この「西荻窪の未来を考える会」は、将来的には西荻窪エリアに住む住民にもっと開かれたまちづくり会合の場を実現するべく、その準備として行っています。

西荻窪の未来を考える会議第1回

西荻窪の未来を考える会議第2回


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次号 2022年8月10日(水) 予定


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