西荻のこと研究所

未来のニシオギを考える「西荻のこと研究所」は、街づくりにおいて西荻らしさの研究、にぎわいの確保、住民主体のまちづくりの実現を目指して発足しました。
まちづくり団体としての登録をきっかけに、これから行政が行う都市計画事業に対しての私たちの立場についてあらためて話し合い、ことばにして再確認しようという作業に取り組んでいます。
 
もともと賛成や反対だけが選択肢ではないのではないか、どちらでもないという立場だからこそできることがあるのではないかと考えてきましたが、賛成でも反対でもないのであれば、「中立」という立場なのだろうか? では、「何を中立とするのか」「中立とは一体誰の味方なのか」「中立という言葉への違和感」そんな熱いやりとりも。
やりとりを経て見えてきたのは、「西荻のこと研究所」では未来へ向かっていく道筋の中で当事者の思いや疑問に寄り添い解消するプロセスを大切にしたいということです。
 
目の前の作業をこなすことと、未来のなかで生活するひとびとの顔を想像しながら作り上げていくことは、工程が同じだったとしても全く違うものが出来上がるのではないでしょうか? そこには“思い”があるから。
 
街に変化が訪れたとき、そこで生活する私たちは気持ちの置き場に困ることがあります。でも、当事者として関わることで解消されたり、お互いに歩み寄り共に選択していくことで、他の街にはない西荻らしい街づくりができると信じています。他の地域へのモデルプランとなっていく未来だって選択できる気がしているのです。
 
賛成も反対も大歓迎、西荻について調べ、西荻にある素敵なことを磨いたり練ったりしながら西荻の未来へつなげていきたいということが私たちの願いであり、目指すものです。

(メールマガジン02号より)

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