2022年5月2日

西荻のこと研究所 メールマガジン 37号 (2021.12.23)

投稿者: nishiogiorg

ことビル オープニングトーク
西荻のこと、まちのこと、これからのこと」(3)
中島直人さん レクチャー

9月19日(日)に、ことビルのオープニングイベントとして、まちづくりや都市計画の專門家である饗庭伸さん、中島直人さんをお招きして、「西荻のこと、まちのこと、これからのこと」と題してトークイベントを行いました。
「西荻のこと研究所」メールマガジンでは、その様子を4回にわたってご紹介していきます。

今回はその3回目。パネリストの中島直人さんによるレクチャーです。
スコットランドのエジンバラにあるパトリック・ゲデスのアウトルックタワー(都市観測研究所)と「ことビル」が、なんだか似ているという話をきっかけに、まちの未来を知るためには、ゲデスが実践したように、まちの現状を調査・観測することが大切なのだということを、中島さん自身の実践も交えながらお話をしていただきました。

西荻のこと研究所では、このお話を受けて、来たる12月29日に、試験的な路上調査を実際にしてみようと思ってます。

オープニングトーク
「西荻のこと、まちのこと、これからのこと」

第3回
中島直人さんレクチャー

https://nishiogi.org/opening03/

第2回
饗庭伸さんレクチャー

https://nishiogi.org/opening02/

第1回
「〈西荻のこと研究所〉と〈ことビル〉のこと」

https://nishiogi.org/opening01/


杉並区の都市計画道路オープンハウスと、
西荻のこと研究所の「勝手にオープンハウス」開催しました

杉並区都市整備部では、12月17日と19日にコロナの影響で中止になっていた「都市計画道路補助132号線」の道路拡幅についてのパネル展示(オープンハウス)を開催しました。17日の会場が、ことビルからわずか数十秒の西荻南区民集会所。

というわけで、西荻のこと研究所も急遽、17日に1日限定で「勝手にオープンハウス」(正しくは「北銀座通り拡幅事業の自由研究発表会」)を開催しました。

都市整備部・市街地整備課が主催する「西荻窪駅周辺まちづくり懇談会」において都市計画道路補助132号線についての質問や意見が相次ぐことから、「次回の懇談会を開催する前に、都市計画道路に関するご意見・ご質問に対応させていただく場を別に設け、ご理解をいただく」ということが、今回のオープンハウスでは主旨として盛り込まれていました。会場の半分が都市計画道路補助132号線について(こちらの担当は都市整備部土木計画課)、あと半分が西荻窪駅周辺まちづくりについての情報(こちらは都市整備部市街地整備課担当)、というふうになっていました。
なお、この「まちづくり懇談会」は、荻窪駅周辺や阿佐ヶ谷駅周辺ではすでにつくられている「まちづくり方針」を西荻窪駅周辺でつくるために、住民や行政の担当者が地域の課題や目標を共有し合う場となっていて、次回は2月に開催予定とのことです。

「勝手に〜」を開催中の西荻のこと研究所メンバーも、いくつか気になることについて質問や意見などを伝えてきました。

この数ヶ月でいくつかの建物が撤去されたり、道路にかかる部分だけ一部壊されたりしはじめています。買収が進み道路用地となった場所をどうしていくのか、ということについては、まずはいったん「仮舗装」をして、「ガードパイプ」を設置して用地を囲み、中に入れないようにするのだとのことです。
この状態が長引けば、商店街がとぎれとぎれになってやがて衰退してしまうかもしれない、ということを西荻のこと研究所ではいつも懸念してきました。そこでどのようにこの状態から抜け出して活用していくか。たとえばベンチを置くとか、キッチンカーが入れるようにするとか、駐輪場にするとか、小さな公園にするとか、いろいろあると思います。こういったことへの回答としては「検討します」とのことで、活用そのものの可否についても、まだわからないといったところでした。

前々回のメルマガ、このオープンハウスのお知らせ記事のところで、「都市計画道路についてあれこれ言うことに対する行政側のタブー感」ということを書いたのですが、市街地整備課・西荻まちづくり担当の藤田さんがそれを読んでいて、「そんなつもりはないんです、もちろん西荻まちづくりにとって、道路のことは大切だと思ってます。今後なにかあれば、私がちゃんと土木計画課などの関係部署もお伝えするし、対応しますから、意見を私にください。」と強い言葉をいただきました。

このことについては、こちらの声がどのように伝わり、どのように計画に反映されたか、あるいはされなかったかが、見えるようなしくみづくりも、同時に必要になってくるでしょう。

土木担当の方に以前、都市計画道路のデザインのことで区民が話し合いで決められる部分はあるのか、と聞いたことがあるのですが、「街路樹の種類と歩道ブロックの色くらいなら」と回答をいただき、「え、それだけなの…」と脱力したことが思い出されます。引き続きどんどん意見・提案・質問等々なげかけていこうと思っていますが、このメルマガの読者の方も、ぜひ意見・提案・質問などを都市整備部市街地整備課に伝えていきましょう。表現しなければ何も変わりません。

(写真は「勝手にオープンハウス」のほう。勝手に作った拡幅後の3Dモデル映像などを展示しました)

(奥秋圭)


西荻シネマ準備室の貸出について

西荻シネマ準備室は、西荻窪からなくなって久しい「映画館」の復活を目標に、その実現に向けての調査研究・準備をするために設けられたスペースです!……が、ふだんは多目的スペースとして以下のようなご利用が可能です。

展示会○販売会○新製品発表会○ワークショップ会場○トークイベント会場○ミーティング・会議○撮影スタジオ○習い事○読書会○学習会○お教室○記者会見○オンライン配信会場 などなど

1時間1,500円 または1日15,000円(9-21時)

(コロナ自粛期間特別料金です)

ご利用のお問い合わせ kabu@nishiogi.org


西荻のこと研究所
メルマガアンケート

メルマガ読者の皆様からの叱咤激励をいただきたく、アンケートを作ってみました。何度でも構いませんので、新しいご意見を思いつきましたら、ぜひ投稿してください
アンケートはこちらから

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読みやすい杉並区議会議事録

平成30年9月から令和2年6月までの杉並区議会より、都市計画道路補助132号線に関するやり取りの部分だけを抜粋したPDFを作成しました。
どんなやりとりが行われているのか、ぜひチェックを。
読みやすいように縦書きでレイアウトしてみました。

以下よりダウンロードしてください。
https://nishiogi.org/wp-content/uploads/2020/08/gijiroku132.pdf


西荻窪の未来を考える会 議事録

2020年7月17日と11月20日、西荻北銀座商友会の樋代会長と、杉並区の道路と都市計画と商店街関係部署(都市整備部土木計画課・市街地整備課・産業振興センター)の担当者と、西荻のこと研究所メンバーで会合を持ちました。その際の議事録をHPにアップしました。
この「西荻窪の未来を考える会」は、将来的には西荻窪エリアに住む住民にもっと開かれたまちづくり会合の場を実現するべく、その準備として行っています。

西荻窪の未来を考える会議第1回

西荻窪の未来を考える会議第2回


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参加希望の方、まずはメールをお送りください。
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西荻のこと研究所 メールマガジン配信
次号 2022年1月14日(金) 予定


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