2021年5月17日

西荻のこと研究所 メールマガジン 24号 (2021.5.13)

投稿者: nishiogiorg

北銀座通り拡幅事業の
自由研究発表会 2
by 西荻のこと研究所

お待たせしました! 昨年秋に開催された「北銀座通り拡幅事業の自由研究発表会 by 西荻のこと研究所」の第二弾として、6 月 5 日(土)・6 月 6 日(日)の西荻散歩の日にあわせて、ヒューマンプラザ千代野(西荻北 2-26-5)にて、ふたたびパネル展示を行います。

前回は事業着手が決定した北銀座通り(都市計画道路補助132号線)の道路拡幅事業(杉並区)の概要やそれに係るアンケート調査結果、計画現況模型、参考資料など、西荻のこと研究所がこれまでに調査、情報収集して来た資料、そして、こと研メンバーで何度もミーティングを重ねた中でまとめた考え方、その他の団体の考え方など幅広く展示しました。
おかげさまで、大勢のみなさんがこの発表会の内容に興味を示していただき、当日は様々のご意見を自由に示して頂く場にもなりました。

前回の研究発表会では、「次はいつやるの?」と何度も声をかけて頂き、わかりやすく開かれた情報発信の場というものをまちのみなさんが求めていることもわかりました。
今回は前回見逃してしまった方、もう一度おさらいした方のために、前回と同じ内容の展示もします。加えて、最近の西荻のこと研究所の情報、132号線に係る杉並区の情報、その他の団体の情報など、新たな展示もします!広い会場ではないのですが、前回よりも風通しの良い解放感のある設えにしたいと考えております。

道路が広がったらどうなる? これから西荻窪をどのようなまちにしていきたい?このテーマのもと、みなさんが気軽にまちのことに触れる場、考える場、語れる場にしたいと思いますので、是非、今回の研究発表会にも、お買物ついででも、お散歩の途中でも結構です。どうぞお立ち寄り下さい。

また、6月5日と6日は、「ニシオギサンポー」の開催日ともなっています。西荻窪のまち歩きイベントで初夏を感じながら気持ちを緩やかにして過ごしては如何でしょうか。

(※会場では新型コロナウイルス感染症対策を講じて展示を行います。来場されるみなさまにもご協力をお願いいたします。)

  (平野)


速報:132号線オープンハウスは中止

4月15日発行の広報すぎなみや、区ホームページにて告知された、都市計画道路補助132号線の事業概要や進め方についてのパネル展示は、「新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い中止(延期)になりました。延期後の開催日時等は、改めてお知らせします。(5月11日追記)」とのことです。


ガネーシャガルのキッチンカー「ムシカ号」
出店情報

ひきつづきJR西荻窪駅北口に出店します!
5月19日・26日 11:00−20:00


キッチンカー「ムシカ号」、5月3日に善福寺公園テニスクラブ、12日に念願の西荻窪駅前へ出店しました。引き続きどうぞよろしくお願いします。


レポート
「ことビル(カントリーキルトマーケット跡地)」
内覧会

西荻のこと研究所有志で発足する予定の株式会社で管理運営する「ことビル」(旧カントリーキルトマーケット)に、テナントとして入っていただく方向けの内覧会を5月5日と10日の二度にわたって開催しました。

今回募集しているのは、2Fの一部と3Fの3部屋。オフィスとして、またアトリエとして、店舗として、などなどご検討をいただいています。お申込みについては、こと研メンバーによる厳正な審査を経て、近日中に発表をします。


こと研ブックレビュー
こと研メンバーのオススメ本をご紹介。
お買い求めはぜひ西荻窪の本屋さんで!

来るべき民主主義
小平市都道328号線と近代政治哲学の諸問題
幻冬社新書 國分功一郎

哲学者の國分功一郎さんが小平市の道路建設問題への関わりを通じて、民主主義について考えたことをまとめた書籍。新書なので読みやすく、西荻の道路問題を考える際にも非常に参考になります。
  國分さんの感じた問題点は、「現代の民主主義において民衆は、ごくたまに、部分的に、立法権に関わっているだけ(11p)」ということです。

建前上は、民主主義とは、選挙で自分たちの代表である議員を選び、その議員たちが立法権を通じて法律を作り政策を決定していくということになっています。行政はその決定に従って、粛々と執行していくのが役割です。

しかし実際は、ほとんどの物事を行政が決めており、その決定に僕たちが関わることができません。主権者である民衆は、実際の政策の決定過程からはじかれてしまっているのです。
これは僕自身、西荻の道路問題に関わってきて同じようなことを感じてきました。行政の中はまるでブラックボックスのようで、外からは中のことがよく見えません。誰が、どこでその決定をしているのかがよくわからないし、その決定を覆すためにはどうしたらいいのかも不明瞭です。

それでも着々と物事は進んでいきます。いつの間にか行われていたパブリックコメント、質問は1回のみの一方的な説明会、そもそも前提から噛み合っていない懇談会。行政側と住民側とのコミュニケーションが全くうまくいっていないにもかかわらず、「行政的プロセスに瑕疵はない」と言って行政側の動きは止まりません。

そもそも、ブラックボックスの一番外側にいる担当者レベルには決定権がありません。彼らが一生懸命、行政的プロセスを進めているのは分かるのですが、いつまで経っても噛み合わないまま議論は深まらず、なんとなく話が進んで行っているという印象を受けます。

この本の中で小平の住民団体の代表の方は行政とのやり取りについて、こう表現しています。
すべてがこんな調子で、目の前に巨大な壁が聳えているような思いになる。だからいつも行政の方との話が終わると腹が立つというか、ああ今日もこうかと、すごく虚しくなりました(49p)」
お気持ち、すごくわかります。

(福田)

西荻のこと研究所
メルマガアンケート

メルマガ読者の皆様からの叱咤激励をいただきたく、アンケートを作ってみました。何度でも構いませんので、新しいご意見を思いつきましたら、ぜひ投稿してください
アンケートはこちらから

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読みやすい杉並区議会議事録

平成30年9月から令和2年6月までの杉並区議会より、都市計画道路補助132号線に関するやり取りの部分だけを抜粋したPDFを作成しました。
どんなやりとりが行われているのか、ぜひチェックを。
読みやすいように縦書きでレイアウトしてみました。

以下よりダウンロードしてください。
https://nishiogi.org/wp-content/uploads/2020/08/gijiroku132.pdf


西荻窪の未来を考える会 議事録

2020年7月17日と11月20日、西荻北銀座商友会の樋代会長と、杉並区の道路と都市計画と商店街関係部署(都市整備部土木計画課・市街地整備課・産業振興センター)の担当者と、西荻のこと研究所メンバーで会合を持ちました。その際の議事録をHPにアップしました。
この「西荻窪の未来を考える会」は、将来的には西荻窪エリアに住む住民にもっと開かれたまちづくり会合の場を実現するべく、その準備として行っています。

西荻窪の未来を考える会議第1回

西荻窪の未来を考える会議第2回


本メールマガジンに掲載したアンケートと座談会を収録した冊子ができました。300部限定で配布をしていますので、必要な方は西荻のこと研究所までご連絡ください。

西荻のこと研究所のミーティングに遊びに来ませんか。
毎週水曜19時〜21時くらい
西荻エリアにて(主にカフェインザラフ)

研究所員をいっしょにやりませんか?
参加希望の方、まずはメールをお送りください。
info@nishiogi.org


西荻のこと研究所 メールマガジン配信
次号 2021年5月27日
(木)予定


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