西荻のこと研究所 メールマガジン105号 (2025.12.2)
9月21日 西荻のことサロン
道路と自転車について、
聞こう、語ろう
勉強会の報告

9月21日に、西荻のことサロンの第1回を開催しました。
ゲストに、東海大学建築都市学部土木工学科准教授 鈴木美緒先生と、国士舘大学理工学部理工学科教授 寺内義典先生をお迎えした、「道路と自転車についての勉強会」です。
私たちの暮らしに欠かせない自転車、便利に使える生活の移動手段として機能性が増しています。近頃はキックボードや電動タイプなど多様になっていますが、自動車の運転時や歩行時など、ヒヤリとした経験はありませんか。
補助132号線の拡幅では、歩道を少し拡げ、自転車レーンを設ける計画が出ています。
環境意識も高まる中、世界各地で公共交通とともに注目を集めている自転車。どうすればもっと安全な生活ツールになりうるのか。そんなお話を先生たちからお聞きしました。
●道路を使う共通ルールを再確認!
自動車運転時には、罰則付きの道路交通法があるので交通ルールに十分な注意を払いますが、自転車だと歩行者の延長のような感覚で、運転者の自覚が薄いのが現状です。
横断歩道ではないところの道路横断や、車道と歩道を都合よく行き来するなど、誰も一度はやってしまったことがあると思います。
歩道では、どの乗り物も「人の歩く速さ」(時速約6km)まで! これは自転車も、電動アシストも、キックボードも同じです。
でも、子どもを乗せたママチャリは、安全のため、歩道を走ったほうがいい?
いいえ。車道を走るほうが安全なのです。歩道を走る自転車は、車から見えにくいというリスクがあるため、実は自転車の安全性を考えると「歩道よりも車道の方が安全」です。
では、歩道が広がった場合はどうでしょうか? 自転車は走りやすくなるのか。
答えはNOでした。道が広くなるほど自転車のスピードが上がり、事故のリスクも増えてしまうのです。
先生方の調査やアンケートによると、年代や自転車属性・種別に関係なく、自転車に乗るほとんどの人の交通ルール認識が間違っていて、本来あるべき形で守られていないそうです。
そこで、まずは当事者=地域住民たちが、ルールや危険な場所を再確認し、交通安全への認識を高めていくことが必要です。ルールを押し付けるよりも、体感を通して「なぜそれが必要か」を理解することで、自発的にルールを守る文化を育てていく。
寺内先生が紹介してくださったのは、特定エリアで子どもと一緒に啓発活動を行うことで、大人に“居心地の悪い思い”をさせ、気づきを促すというユニークな取り組みでした。
海外では、一定の年齢に達すると原付免許並みにしっかりとした交通教育をして、徹底した安全対策に取り組んでいるそうです。
●人 > 自転車 > 車
鈴木先生は、ライフサイクルに合わせて選べる移動手段があるのが理想だといいます。車を手放した高齢者が、そのあとに自転車に乗るのではなく、誰もが自由に移動でき、安心して外に出られる「足」を、地域の中で考えていけると良さそうです。
たとえば、スローモビリティなどを取り入れるとその可能性がグッと広がります。
人は最短ルートで、自転車や車は、距離よりも走りやすさを優先。それぞれにとっての「Best Route(ベストルート)」を選べるまちづくりをすることで、みんなに快適なまちが作れそうです。
●そんなこんなで早速実験!
「車」のルールに則って、自転車でまちを走ってみました。
日常ついやってしまいがちな、信号で止まらず歩道に侵入してしまったり、ちょこっと逆走してみたり…。そんななんとなくの走行はすべて封印。
「車になったつもり」で走行してみたら、これが実は快適!
歩行者に気を使いながら歩道を走るよりもスムーズに走行できます。車道には、歩道にあるような傾斜はまったくなく、車と同じ視線を得られるので、信号や横断歩道に自然と注意が向き、交通ルールに対する意識がグッと高まります。後ろから来る車に注意が向く分、「見落とされないように」と自然に手信号を出したりするなど、安全に走ることへの意識が高まりました。
年末に向けてまち全体が気忙しくなってくる時期ではありますが、歩く人、自転車、車それぞれの立場から安全意識のアンテナをたてて、移動を心がけてください。
ご家族や友人と出かけるときに、習慣化している交通ルールを今一度見直してみるいいチャンスになりそうです。
(松本弘子)
関根橋のライトアップ
商友会イルミ祭りがスタート

補助132号線こと、北銀座通りにある商店会、「西荻北銀座商友会」では、先日報告した「ハロウィン」の次に、12月〜翌年1月の2ヶ月間、「商友会イルミ祭り」を開催しています。
各店がイルミネーション装飾を設置するほか、街路灯に電飾を設置します。そしてメインは毎回恒例となった関根橋のライトアップ。
11月30日日曜の夕方、関根橋の「点灯式」を実施しました。準備してきた商店会の方、ご近所の方やたまたま通りがかった人たちが橋に集まり、点灯のカウントダウン。洋食のみかさ店長で商店会長の樋代さんがスイッチを押し、無事に点灯しました。
路上でわいわいとするのは楽しいですね。今回は急遽開催の点灯式でしたが、次回はもっと準備して臨みたいとインド料理ガネーシャガルの松岡さん。
関根橋は補助132号線の計画では架替が予定されています。右岸にあった美容室は移転。左岸の建物もすっかりなくなりました。工事の開始は秒読みに入っているのではと感じます。今期と同じ関根橋が、また来期もあるとは限らないということです。
イルミ祭りが、なにげない日常の風景をあらためて見直すきっかけになるのではないでしょうか。これから2ヶ月間、2026年1月31日まで夕方に点灯しますので、通りがかる方はぜひチェックしてください。
(奥秋圭)


スタンドパイプ体験 報告

2025.10.25.小雨
商店会「西荻北銀座商友会」主催のハロウィンイベントを覗いてきた。
ここは補助132号線として都市計画決定された場所にあたり、道路の拡幅事業が進んでいる。
道路としての取得用地は一般的にガードレールで囲われ、使われる事はないのだけれども、ここは地域の声が反映され(僕らの活動も少しは役に立ったことと思っている)行政も前向きな利活用を進めている。
あいにくの雨模様でメインの会場は西荻地域区民センターに移ってしまっていたが、テントや案内板が出ていて、それらを覗く親子が目当てのイベント場所を確認していた。
関根橋から青梅街道に向かって歩いていると、スーパーマーケット・LIFEを越えたあたりで区議の山田さんに声を掛けられた。彼は地域の消防団をしており、今日は防災訓練のお手伝いだとか。天気が良ければ100人規模の行列ができたであろう「スタンドパイプ」を使った放水訓練。ちょうど人が途切れたタイミングであったので、放水体験をさせてもらった。

仕組みは意外と単純で、水道管にスタンドパイプをつなぎ「開く」と水が出る。庭の水まきの為の散水と原理は同じだ。ただデカい。この日は体験という事もあり、元口を絞り水圧を調整していたというが、結構な水量と水圧があった。少しづつ水圧を上げないと筒先を持っていかれる感触が残る。手元で放水の開き具合を調整でき、開くと水が拡散し、絞ると遠くまで水が放水される。貴重な体験をさせてもらった。ちなみに荻窪消防団は団員を募集中との事です。
https://www.instagram.com/ogikubo_firecorps/
そういえば、近所の消火器の位置もあまりはっきりと記憶していないなぁと思い、調べてみた。「すぎナビ」の防災MAPで確認できるので、是非この機会に確認を。
(石井祐樹)

いつでもできます
ニシオギ大調査
「西荻のこと研究所」で実施している「ニシオギ大調査」は、当初はイベント開催でしたが、現在では恒常的にできるようになっています。コースはAコースとBコースの2種類。
スタート地点から歩きながら、チェックポイントにてスマホで入力フォームにアクセス。それを繰り返すだけの簡単調査です。
コースガイドは「西荻のことカフェ」はじめ、西荻のいろんなお店のチラシラックなどにありますので探してみてください。こちらからPDFのダウンロードも可能です。


NEW!! 読みやすい杉並区議会議事録
内容をアップデートしました
杉並区議会・委員会の議事録より、「都市計画道路補助132号線」に関するやり取りの部分だけを抜粋した、読みやすい縦書きPDFを以前から公開しておりましたが、このたびバージョンアップしました。
収録の期間がぐぐっと増えて、
平成30年9月〜令和4年5月
となります。
令和4年5月を区切りとしているのは、令和4年6月19日に杉並区長選挙があり、ここで区長が交代しているためです。区長交代後の議事録も現在作業中。
どんなやりとりが行われてきたのか、ぜひチェックを。
以下よりダウンロードしてください。
https://nishiogi.org/wp-content/uploads/2024/09/240922gijiroku132_01.pdf

大好評発売中!!!
「ニシオギ空想新聞Vol.2」
(全16ページ/フルカラー)
発行日 2023年3月15日
販売価格 330円(税込)
西荻の道路や開発のことを扱った「ニシオギ空想新聞2」。ぜひ多くの方に読んでいただいて、西荻の人自身で西荻のことを考える機運となればと願っています。
販売店(順不同)
西荻のことカフェ/信愛書店/古書音羽館/村田商會/カフェインザラフ/暮らしのいろいろ ていねいに、/三つ枝商店/インド料理ガネーシャガル/今野書店/Loupe/Dawner/やきとり戎/アトリエハコ/サロン+アトリエポルカ/Title/BREWBOOKS/ランチハウス/数寄和
目次:
◯抄録 ことビルオープニングトーク 「西荻のこと、まちのこと、これからのこと」 饗庭伸・中島直人
◯報告 ニシオギ大調査 コース紹介・参加方法・分析座談会
◯分析 さとことブレスト
◯インタビュー 都市計画道路担当課長・星野剛志さん
◯4つの疑問と6つの提案
◯インタビュー 西荻の人に聞きました2
やきとり戎/JR西荻窪駅/関東バス株式会社 信愛書店/あなたの公差転/杉並区長/中野書店 区議会議員(1)/区議会議員(2)
◯ニシオギ空想新聞図書室
お問い合わせメール
info@nishiogi.org
なお、3年前の2020年1月に西荻案内所から発売されたVol.1はこちらから無料でダウンロードできます。そちらも合わせてぜひチェックを。
西荻シネマ準備室の貸出について
西荻シネマ準備室は、西荻窪からなくなって久しい「映画館」の復活を目標に、その実現に向けての調査研究・準備をするために設けられたスペースです!……が、ふだんは多目的スペースとして以下のようなご利用が可能です。
展示会○販売会○新製品発表会○ワークショップ会場○トークイベント会場○ミーティング・会議○撮影スタジオ○習い事○読書会○学習会○お教室○記者会見○オンライン配信会場 などなど
1時間 平日2,200円 土日祝2,750円(利用は2時間から)
1日 平日22,000円 土日祝27,500円(9-21時)
いずれも税込
ご利用のお問い合わせ kabu@nishiogi.org
西荻のこと研究所
メルマガアンケート
メルマガ読者の皆様からの叱咤激励をいただきたく、アンケートを作ってみました。何度でも構いませんので、新しいご意見を思いつきましたら、ぜひ投稿してください
アンケートはこちらから

西荻窪の未来を考える会議 議事録
2020年7月17日と11月20日、西荻北銀座商友会の樋代会長と、杉並区の道路と都市計画と商店街関係部署(都市整備部土木計画課・市街地整備課・産業振興センター)の担当者と、西荻のこと研究所メンバーで会合を持ちました。その際の議事録をHPにアップしました。
この「西荻窪の未来を考える会議」は、将来的には西荻窪エリアに住む住民にもっと開かれたまちづくり会合の場を実現するべく、その準備として行っています。
西荻窪の未来を考える会議第1回
西荻窪の未来を考える会議第2回
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参加希望の方、まずはメールをお送りください。
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2025年12月26 日(金) 予定
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