2022年5月1日

西荻のこと研究所 メールマガジン 33号 (2021.10.29)

投稿者: nishiogiorg

衆議院議員選挙は10月31日

2021年10月31日は衆議院議員の選挙です。

西荻エリアは東京8区、3人の方が立候補しています。届け出順で紹介します。

自由民主党から立候補している石原伸晃さんは、当選10回の前職。

立憲民主党から立候補している吉田はるみさんは、前回(2017年)の選挙で次点だった新人。

日本維新の会から立候補しているかさたに圭司さんは、元兵庫県三田市市議の新人。

今回の選挙では、知名度のある山本太郎さん(れいわ新選組代表)が、「野党統一候補」としての出馬を直前に表明したものの、その後出馬を取り下げて吉田さんの支援にまわり、共産党の予定者だった上保まさたけさんも降りることで、吉田さんが革新系野党の統一候補になり、そのことで全国でも屈指の注目選挙区となっています。

というのも、前回(2017年)の選挙では石原さんが99,863票で当選、吉田さんが約76,283票で落選と、23,580票の差があったのですが、共産党の候補者(長内史子さん)への票が22,399票あったため、この二者の得票を合わせると98,682となり、石原さんに拮抗する数字となるからです。

つまり、2021年の東京8区は一票の重みがすごくあるということ。皆さんの一票が、日本の(そして西荻の)未来を決めるのです!!

なお、杉並区内では市民有志が「選挙割」のキャンペーンをやってます。投票したあとに言えば投票所でもらえる「投票済証」を掲示すると、選挙割参加店でさまざまなサービスを受けられるというもので、ただいまTwitterInstagramなどで参加店やサービス内容の紹介をしています。お店の方も今から参加店となることも可能なようですので検討してみてください。
選挙割の店舗登録はこちらへ。

また、今回の衆院選では、衆議院小選挙区だけでなく、比例代表東京ブロックの投票、そして最高裁判所裁判官国民審査があります。

今回の裁判官の審査対象は11人。最高裁判所の裁判官は不適と思う人に×をつける方式の投票なのですが、普段馴染みのない人たちなので、どの人がどんな裁判に関わってどんな判断を下したのか、事前情報がないとなかなか×をつけづらいです。11人の裁判官のこれまでの判断については、下記NHKのまとめがすごくわかりやすいのでぜひ参照してみてください。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/kokuminshinsa/2021/trial.html

(奥秋圭)


ことビルの入居テナント紹介(3)
non-standard world, Inc.

ことビルの2階の大部分は「西荻シネマ準備室」として「株式会社 西荻のこと」が運営していきますが、それ以外の場所はテナントさんに入っていただいています。どのテナントさんも魅力的な方達ですので、このメルマガでも少しずつご紹介していきます。

3階は店舗ではなく事務所です。
3部屋あるうちの2部屋を使っているのが「non-standard world, Inc.」さん。
僕たちは「ノンスタさん」と呼んでいます。
常識にとらわれず、人の想像力を自由にするものづくりをしたいという思いからつけた社名とのこと。

サイトを見ると、出社が自由であったり、おやつの時間があったりと、確かに普通の会社とは発想が違いそう。
主なお仕事はECサイトの制作。
文具ブランドや生活雑貨、アクセサリーなど、クライアントもこだわりを持った方たちなのがわかります。

また、「yori.so publishing」という活動も行なっており、書籍の発行やギャラリールームの運営をされています。
ことビル3階の1部屋は「gallery room yori.so」として12月にオープン予定。
「アートの飾ってある部屋」をコンセプトにした一日一組限定、完全予約制のギャラリールームです。

会社でも家でもない場所で誰にも邪魔されずに、美しい家具とアートに囲まれてリラックスしてもらう場所を目指しているそうです。
贅沢な空間になりそうですね。
ノンスタさんがことビルへの入居を希望したのは、西荻という街と緩やかに繋がっていけそうだからだそうです。

「株式会社 西荻のこと」はまちづくり会社なので、単なる事務所物件としてではなく、街との繋がりを意識してくれている会社に入居してもらえたのはとても嬉しいです。
これからもいろいろとコラボしていけたらいいですね。

(福田倫和)

non-standard world, Inc
yori.so publishing


キッチンカー「ムシカ号の冒険」11
 善福寺公園テニスクラブ10月31日出店!
駅前でカレーパン販売も!

メールマガジン 29号(7月30日)以来のご無沙汰でございます。
5月の連休明けからスタートした毎週水曜日の西荻窪駅前出店も、こと研の力をお借りしながら、なんとか続けられています。メニュー開発から人手に至る迄、幅広く奥深くお力添えいただいております。

駅前出店が決まった頃、いや、もう少し前かな? カレーパンができないものかとぼんやり考えていたところに、ガネーシャガル本店近くのカフェ・インザラフさんに相談してくれた方がいて、そのお陰でガネーシャガルのカレーを使ったカレーパンが実現しました。
西荻窪のお店の共同という事で〈西荻カレーパン〉と名づけ、キッチンカーでの販売を目的に開発したカレーパンが出来上がったところで、なんと駅前にカレーパン専門のキッチンカーが出店していて、駅前出店で同じものを扱えないとの事で、ムシカ号のカレーパン販売は泡と消えたのでした~

ところが最近そのカレーパン屋さんが出てないので再度お願いしたところ、JRさんの審査が通り、パンパカパ~ン!!!!! 11月10日から販売できることになりました。是非覗いてみて下さい。

そしてもう一つご報告!パンパカパ~ン!!!!! 善福寺公園テニスクラブ(練馬区関町南1-4-48)で 10月31日(日)に行われるテニスの大会にムシカ号が出店することになりました!
ご近所の方、ぜひ遊びにいらして下さい。11時~売り切り終了(15時くらいまでかな?)

テニス大会は〈男子シングルス〉〈男子シングルス65歳以上〉〈女子シングルス〉でそれぞれ優勝、準優勝者が決まります。
出場するわけじゃないけど、興奮するな~~~楽しみだな~~~
 

(ムシカ号 松岡美由起)


ある日の「こと研」ミーティングから
「なんでも相談」と
「暮らしのサポートステーション」のこと

毎週水曜日、西荻窪駅前(北口)でガネーシャガルのキッチンカー「ムシカ号」に乗ってカレー販売のお手伝いをしています。

しばらく会えなかった友人知人が通りかかったり、カレーを買いに来てくれたりするたびにふたことみこと、他愛ない言葉を交わすのがとても嬉しい時間です。また、月ごとに替わるカレーのラインナップをナンで、レモンライスで、はたまたチーズナンで、と味見できるまかないも楽しみ。オーナーの松岡さんやコックのネパール人アルジュンさんや他スタッフたちとメニューや出店の作戦を考えあーだこーだ言いあったり作ってもらってみたりする時間もまた良いもので、住んでいるまちで働くって最高だな、と思いながら数ヶ月が過ぎました。

先日、キッチンカーで働いている時に気になることがありました。
50代と思われる女性がひとり、カレーの値段をおたずねに。ナンかレモンライスのセットで800円のと850円のとありますよ、とご案内すると「買えない」「カレーは好きなんだけど……」と。
そして、来月には部屋を追い出されるのよ、働きたいけど仕事はないか、と告げられました。
とっさのことで、私は社協(社会福祉協議会)には行ってみましたか?と言うことができたのみ。
女性のうしろに並んでいたお客さんに押し出されるように、ふらりとその場を離れて行ってしまいました。

あのあとどうされただろうか。
当初予想していた以上にコロナ禍は続き、ますます物理的精神的に追い詰められている人が増えていると思います。そういう自分だってけして生活は楽ではないけど、西荻のこと研究所の活動で忙しく過ごして来たのはとても恵まれていたかもしれない。毎週のミーティングで人と顔をあわせ(オンラインのことも多々ありますが)話をし、情報や人間関係は途絶えなかったから、なんとかかんとか生きています。でも、あの女性のようになっている可能性だって大いにあると感じました。

あの方にまた会えたら何ができるだろうか? 西荻のこと研究所のミーティングでこのことを話してみました。 (奥秋亜矢)

このような方は確実に増えています。
例えば、子ども食堂。現在区内に33軒もありますが、そのうち20軒は活動しており、そのほとんどが月1回ないし2回、お弁当と食糧支援を行っています。西荻でも一軒だけですが、活動し続けています。

2020年4月に学校が自粛になった途端、給食がないことで心配なご家庭が増え、今までいらっしゃらなかった、さまざまなご事情のある方が来るようになり、利用者数はだんだん増えて来ています。
毎回アンケートをとっていますが、落ち着いてきた昨今でもまだ、「生活が大変」という声が多いです。私たちはお子さんのいるご家庭が対象ですが、学生さんや、カレーのキッチンカーにいらっしゃった女性のような、単身者でおそらく近くに頼るところがない方は大変苦しい状況になってきていると実感しています。
子ども食堂で何もかもはできませんが、少なくともバランスのいいお食事の提供またはお弁当のテイクアウト、その週に集まった食材やセカンドハーベストによる供給もあります。
ご連絡をお待ちしています。

西荻・寺子屋食堂
毎月第2・第4土曜日18時〜20時(食堂またはお弁当配布)
料金:子ども無料・大人200円

寺子屋タイム(無料学習支援)16時半〜18時
フードパントリー誰でもパントリー(毎回)
セカンドハーベストパントリー(第4土曜日)

*困窮された方を優先的に支援しています。
*いずれもツィッターに掲示していますので、お申し込みお願いします。
 西荻・寺子屋食堂 @terakoyashokudo
かがやき亭 西荻北4−4−4 連絡先090−9006−3910


生活やさまざまなご心配のある方はどこへ? というと今、杉並社会福祉協議会で全面的な支援体制に入っており、メルマガ読者の皆様にもぜひ知っていただきたいと思います。

西荻みなみ」では毎週水曜日13時〜16時まで、「なんでも相談」を行っています。身近なお困りごとを一緒になって考え、関係機関や適切なアドバイスをしてくれる地域福祉コーディネーターが配置され、この時間にお話を聞いてくれています。

また、もっと深く、継続的な悩みや、生活・仕事などについての相談はどこにしたらいいでしょうか。「一人で悩まずご相談ください」と窓口を開いている「くらしのサポートステーション」には、生活自立と安定した暮らしに向けて、一緒に解決策を見つけていくという、寄り添いながら支援する体勢があります。家計改善支援事業、住居確保給付金などの取り扱いもしているところで、あらゆる関係機関と連携しています。

くらしのサポートステーション kurashi@sugisyakyo.com 03−3391−1751
 西荻みなみ 西荻南2−28−14(神明通り)
 machinaka.minami@gmail.com
 毎週水曜日「なんでも相談室」13時〜16時
(能登山明美)


杉並区総合計画等の計画案について意見募集
(12月3日締切)

杉並区では、「みどり豊かな 住まいのみやこ」を、区が目指すおおむね10年後のまちの姿とする新たな基本構想を策定しました。(こと研メルマガの紹介過去記事はこちら

その基本構想を実現するために具体的にどうするのか、というのが総合計画ほか6つの計画案です。

  • 「杉並区総合計画」
  • 「杉並区実行計画(第1次)」
  • 「杉並区区政経営改革推進計画(第1次)」
  • 「杉並区協働推進計画(第1次)」
  • 「杉並区デジタル化推進計画(第1次)」
  • 「杉並区区立施設再編整備計画(第2期)・第1次実施プラン」

これらの計画案についてのパブリックコメントを募集中(締切は12月3日)。

上記計画案は「広報すぎなみ」の10月29日号に掲載されています。杉並区HPによると、こちらの広報は区内全世帯に配布されるとのことですが、こちらにてPDFをダウンロードすることができます。

地域説明会も開催します。申し込み制。西荻窪エリアでは11月2日火曜日、西荻地域区民センター。15時からオープンハウス形式、18時からは説明会で参加者との意見交換をするとのこと。説明会は全7箇所にて開催するので、西荻にこだわる必要もありません。


西荻シネマ準備室の貸出について

西荻シネマ準備室は、西荻窪からなくなって久しい「映画館」の復活を目標に、その実現に向けての調査研究・準備をするために設けられたスペースです!……が、ふだんは多目的スペースとして以下のようなご利用が可能です。

展示会○販売会○新製品発表会○ワークショップ会場○トークイベント会場○ミーティング・会議○撮影スタジオ○習い事○読書会○学習会○お教室○記者会見○オンライン配信会場 などなど

1時間1,500円 または1日15,000円(9-21時)

(コロナ自粛期間特別料金です)

ご利用のお問い合わせ kabu@nishiogi.org

展示企画「西荻のこと、まちのこと、道路のこと」の様子

西荻シネマ準備室 利用条件(2021年9月1日現在)
○2時間からのご利用となります。なお、貸出時間には準備と片づけの時間も含みます。
○利用の際には事前に利用目的をお知らせください。内容によっては利用をお断りすることがあります。また、事前に打ち合わせた利用目的と利用実態が異なる場合は、期間中であっても利用を中止していただきます。
○利用人数の制限があります。詳細は管理者にお問い合わせください。
○以下の場合は利用できません。公序良俗に反するもの、違法な商品等の販売、高価なローンを組ませる商品等の販売、宗教またはそれに類する団体の勧誘・布教活動、反社会的勢力に関わる活動、マインドコントロールをともなうセミナー、室内を汚損する利用、差別・人権侵害のおそれのある活動、ほか西荻シネマ準備室のポリシーに合わない内容であると管理者が判断した場合。
○以下のことはできませんのであらかじめご了承ください。火気の使用、劇薬の使用、煙・悪臭を発生させる、本水を使用した上演、近隣に響くような音量の楽器・音響機器の使用、足踏みなど建物に振動を与える動きを伴う身体表現(ヒップホップダンスなど)、完全暗転を伴う上演作品、大きな声を出す上演作品、爆音上映。
○飲食をともなうパーティー等での利用については、感染症拡大防止のため現在は受付を中止しています。
○利用に伴い出たゴミはお持ち帰りください。
○利用を中止する場合は3日前までにご連絡ください。以後50%のキャンセル料が発生します。

撮影用の機材は持ち込みとなります

西荻のこと研究所
メルマガアンケート

メルマガ読者の皆様からの叱咤激励をいただきたく、アンケートを作ってみました。何度でも構いませんので、新しいご意見を思いつきましたら、ぜひ投稿してください
アンケートはこちらから

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読みやすい杉並区議会議事録

平成30年9月から令和2年6月までの杉並区議会より、都市計画道路補助132号線に関するやり取りの部分だけを抜粋したPDFを作成しました。
どんなやりとりが行われているのか、ぜひチェックを。
読みやすいように縦書きでレイアウトしてみました。

以下よりダウンロードしてください。
https://nishiogi.org/wp-content/uploads/2020/08/gijiroku132.pdf


西荻窪の未来を考える会 議事録

2020年7月17日と11月20日、西荻北銀座商友会の樋代会長と、杉並区の道路と都市計画と商店街関係部署(都市整備部土木計画課・市街地整備課・産業振興センター)の担当者と、西荻のこと研究所メンバーで会合を持ちました。その際の議事録をHPにアップしました。
この「西荻窪の未来を考える会」は、将来的には西荻窪エリアに住む住民にもっと開かれたまちづくり会合の場を実現するべく、その準備として行っています。

西荻窪の未来を考える会議第1回

西荻窪の未来を考える会議第2回


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次号 2021年11月6日(土) 予定


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